昨年7月の参院選で車上運動員に違法報酬を支払ったとする公選法違反(買収)など、複数の容疑で前法相の衆院議員河井克行被告(57)=別の同法違反罪で起訴=と、妻の参院議員案里被告(46)=同=に対する告発状を出していた広島の市民団体に対し、広島地検が不起訴処分にしたと文書で通知していたことが11日、団体への取材で分かった。 処分は8日付。団体は検察審査会への審査の申し立てを検討する。 車上運動員の事件を巡っては、運動員14人に計204万円を手渡すなどし、日当1万5千円の法定上限を超える報酬を支払ったとして、広島地検が案里議員の公設秘書らを起訴した。
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